高校中退したその後はどうなる?高卒を目指す方法と通信制高校の活用法
2026.06.26
「高校を中退したら、その後どうなるのだろう…。」と不安を感じている方は少なくありません。
高校を中退すると就職や進学に影響が出る場合もありますが、その後に高等学校卒業資格 (高卒資格)を取得することで道は十分に開けます。
高卒資格の取得や進学に必要な条件を満たす方法には、高卒認定試験の合格や、定時制高校・通信制高校への編入学などがあります。
加えて、通信制高校に通う場合は、通信制サポート校を活用することで、学習面での不安も解消しやすくなるでしょう。
本記事では高校中退後のリアルな現状を整理した上で、高卒資格を目指す方法と通信制高校の具体的な活用法を解説していきます。
高校を中退したらその後はどうなる?

高校を中退するか考えるとき、「その後の生活や進学・就職はどうなるのか」と心配になるのは自然なことです。
まずは、高校中退後に直面しやすい現実を詳しく解説していくので、漠然とした不安を抱えている人はぜひご覧ください。
高校中退後の最終学歴は「中卒」になる
高校を中退すると、最終学歴は「中学校卒業(中卒)」として扱われます。たとえ高校に1年以上通っていたとしても、卒業していなければ学歴としては認められません。
履歴書には「○○高等学校 中途退学」と記載することになり、就職活動時に理由を確認されることもあるでしょう。
中卒だからといって、全てにおいてマイナスの印象を与えることはないかもしれませんが、明確に理由を伝えられない場合は採用してもらうのが難しくなるかもしれません。
高校中退後の就職・仕事への影響
高校中退後に就職を考える場合、各企業の求人条件によっては応募すらできないことがあります。
企業の求人条件には「高校卒業以上」と記載されていることもが多く、中卒では応募できる求人が限られてしまいます。
また、中卒の場合は、正社員として採用されるハードルも高く、アルバイトや非正規雇用が中心になるケースも珍しくありません。
もちろん、中卒でも仕事で経験や実績を積み重ねて活躍している方はいますし、高校中退後に資格を取得して就職に成功する例もあります。
しかし、将来の選択肢を広げるためには高等学校卒業資格(高卒資格)の取得が大きな武器になることは押さえておきたいポイントです。
高校中退後の進学への影響
大学・短期大学・専門学校へ進むには、原則として高卒資格または高卒認定試験の合格が求められます。
高校中退のままでは受験できる学校が限られているため、進学を視野に入れている方は早めに対策を検討することが大切です。
一方で、高校中退後であっても高卒資格を取得すれば大学進学は十分に実現できます。
通信制高校を経て大学へ進んだ方は多く、高校中退がそのまま進学の断念につながるわけではありません。
高校中退者の人数と主な理由
文部科学省が令和7年に発表した調査結果によると、高校中退者の数は年間で約4万5千人とされています。(参照:令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要)
高校中退の理由は「学業不振」「人間関係の悩み」「経済的な事情」「進路変更」など多岐にわたり、高校中退自体は決して珍しいことではありません。
中退することに不安を感じている人もいるかもしれませんが、大切なのは「高校を中退した」という事実そのものよりも、その後にどのような行動を取るかという点にあります。
高校中退から高卒を目指す方法

ここからは、全日制高校中退後に、高等学校卒業資格(高卒資格)を取得する方法や高校卒業と同等の学力であるという認定を得る方法を解説していきます。
「高校中退したその後はどうなるのか」と不安を感じている方も、ここで紹介する3つの方法を知れば具体的な道筋が見えてくるでしょう。
方法①:高卒認定試験に合格する
高卒認定試験(旧大学入学資格検定)は、高校を卒業していない人が「高校卒業と同等の学力がある」と証明するための国が定めた試験です。
合格すれば大学・短期大学・専門学校への受験資格を得ることができ、試験は年2回実施されるため比較的短期間で取得を目指せる点が魅力といえるでしょう。
ただし注意したいのは、高卒認定試験に合格しても最終学歴は「中卒」のままであるという点です。
高卒認定試験は、あくまで「高校卒業と同等の学力がある」ことを証明する資格であり、「高卒」の学歴にはなりません。
就職で「高卒以上」を求められる場合、高卒認定だけでは条件を満たせないケースもあるため、大学進学なのか就職希望なのかといった目標に応じた判断が必要です。
方法②:定時制高校に通う
夜間や昼間の特定の時間帯に通学できる定時制高校も、全日制高校と同じ学校教育法で認められた正規の高等学校です。
定時制高校は働きながら通える点が大きな魅力で、学費も全日制高校に比べて安い傾向にあるので、高校中退後に再び学校で学び直したいと考える方に適した選択肢といえます。
一方で、時間は短くても毎日の通学が必要になるため、通学そのものに負担を感じる方にはハードルが高いかもしれません。
また、学校での学習時間が短い分、卒業までに4年かかる場合もあるので、期間についても事前に確認しておくとよいでしょう。
方法③:通信制高校に編入する
通信制高校も全日制高校・定時制高校と同じ、学校教育法で定められた高校で、高校中退後に高卒を目指す方法として非常に有力な選択肢です。
通信制高校の最大の特徴は自宅学習を中心に自分のペースで学習を進められる点です。人間関係や毎日の通学に負担を感じている方や、仕事をしながら高卒資格を取得したい方におすすめと言えます。
通信制高校での学習は、レポート(添削指導)の提出・スクーリング(面接指導)への参加・単位認定試験(試験)の合格という3つの柱で進めていきます。
毎日通学する必要がないため仕事やほかの活動と両立しやすく、卒業すれば正式な高卒資格が得られるのも大きな魅力で、大学進学を目指すことも十分に可能です。
通信制高校については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
▶通信制高校の仕組みが知りたい方:通信制高校とは?全日制・定時制の違いと学習内容をわかりやすく解説
▶通信制高校の学費が知りたい方:通信制高校の学費は高い?安い?学費以外の費用と支援制度を解説
通信制高校の活用法|高校中退からのリスタート

高校中退後に、高等学校卒業資格(高卒資格)を取得するための方法として通信制高校を選ぶ方は年々増えています。
ここからは、高校中退した方が通信制高校を活用して高卒資格を取得するために知っておきたい情報を詳しくお伝えしていきます。
通信制高校への編入の仕組み
高校中退後に通信制高校へ入る場合は、「編入学」という形をとるのが一般的です。
編入学とは、一度高校を退学した方が改めて別の高校に入学する制度を指し、在籍中に別の高校へ移る「転入学」とは手続きや条件が異なります。
編入学の大きなメリットは、前の高校で修得した単位や在籍期間をそのまま引き継ぐことが可能な点にあります。
1年生の最初からやり直す必要はなく、入学時期も随時受付を行っている通信制高校が多いため、4月や10月以外のタイミングでも入学できるケースが少なくありません。
ただし、1年次の途中で中退して修得済みの単位がない場合は、新入学と同じ扱いで最初から学び直す形になる点は押さえておきましょう。
通信制高校の学習の進め方
通信制高校の学習は、主にレポート(添削指導)の提出・スクーリング(面接指導)への参加・単位認定試験(試験)の合格という3つのステップで構成されています。
レポート(添削指導)では自宅で教科書やテキストを使って課題に取り組み、完成したものを学校に提出して添削を受ける仕組みです。
自宅で学習が進められる通信制高校ですが、年に数日から数十日程度のスクーリング(面接指導)も必要で、対面授業によって自宅学習では理解しきれなかった部分を補います。
日々の学習は自宅が中心のため自分のペースで無理なく進められるのが通信制高校ならではの強みです。
通信制高校から大学進学を目指す方法
通信制高校では全日制高校と同等の高卒資格を取得できるので、大学受験の出願資格を問題なくクリアできます。
「通信制高校だから大学進学は難しいのでは」と心配する方もいるかもしれませんが、制度上、通信制高校卒業を理由に大学受験が制限されることはありません。
実際に通信制高校から大学進学を果たしている生徒は多く、大学進学コースを設けている通信制高校もあるほどです。
大学進学を目指す場合は受験対策に力を入れている通信制高校や通信制サポート校を選ぶと、その後の学習をより効率的に進めやすくなるでしょう。
通信制サポート校を活用して確実に高卒を目指す
通信制高校は自宅学習が中心であるため、一人で学習を続けることに不安を感じる方もいるかもしれません。
実際にレポート(添削指導)の提出ペースが遅れてしまったり、自分で学習を進めるモチベーションの維持が難しくなったりする方は一定数います。
こうした課題を解決する手段として注目されているのが通信制サポート校です。
通信制サポート校とは、通信制高校に通う生徒の学習・生活・進路をトータルでサポートする「民間の学習等支援施設」を指します。
日々の学習管理や進路相談だけでなくメンタル面のケアも受けられるため、高校中退後でも安心して高校卒業を目指せる環境が整っているのが特徴です。
武田高等学院の特徴と強み
通信制サポート校の具体例として、ここでは武田高等学院をご紹介します。
大学進学に強い学習塾である武田塾が運営する「武田高等学院」は通信制高校に通う生徒を対象とした通信制サポート校で、一人ひとりの状況に合わせた個別学習管理が大きな特徴です。
学習計画の作成から日々の進捗管理、レポート(添削指導)のサポートまで手厚いフォロー体制を備えており、通信制高校の学習を着実に進めることができます。
さらに大学進学を目指す生徒に向けた受験指導にも対応しているため、高卒資格の取得と受験対策の両立が可能です。
高校を中退のその後に不安を抱えている方は、レポート(添削指導)の作成や大学受験の対策を伴走してくれる、通信制サポート校の活用も検討してみてください。
武田高等学院では、資料請求や無料相談を受付中なので、ぜひ以下のボタンからお申し込みください。
高校中退に関するよくある質問

最後に、高校中退を検討している方や、高校中退したその後の進路について悩んでいる方からよく寄せられる質問をまとめました。
高校中退後の不安解消に役立つ内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。
高校中退しても大学に進学できますか?
先にもお伝えした通り、高等学校卒業資格(高卒資格)の取得や、高卒認定試験の合格などで条件を満たせば、高校中退後でも大学進学は可能です。
特に通信制高校からの大学進学は実績も多く、中退したからといって進学を諦める必要はありません。
高校中退後に再入学や編入はできますか?
全日制高校から、通信制高校や定時制高校への編入学は可能です。
多くの通信制高校では前の高校で修得した単位や在籍期間を通算することができるため、効率的に高卒を目指せるでしょう。(※諸条件あり)
入学試験も面接や書類審査が中心の学校が大半で、学力試験を課さないケースも多いため、学力面で不安を感じている方でも挑戦しやすい環境といえます。
高校中退と高卒認定合格の違いは何ですか?
高校中退も高卒認定合格も、どちらの場合であっても最終学歴は「中卒」です。
しかし、国が定める資格である高卒認定試験に合格することで、「高校卒業と同等の学力がある」と認定してもらえます。
高卒資格とは異なるものの、大学・短期大学・専門学校の入学条件の一つを満たすことができるので、進学を目指すなら有用な手段といえるでしょう。
通信制サポート校と通信制高校はどう違いますか?
通信制高校は学校教育法に定められた「高等学校」であり、卒業すれば高校卒業の学歴が得られます。
これに対して通信制サポート校は、通信制高校に通う生徒を支援する「民間の学習等支援施設」であり、サポート校単体では高卒資格を取得することはできません。
通信制サポート校の多くは通信制高校と提携しており、学習支援や生活面のフォローを通じて卒業を後押しする役割を担っています。
以下の記事では通信制高校と通信制サポート校の違いを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ|高校中退しても通信制高校で未来は切り開ける
高校中退後に不安を感じる気持ちは自然なものですが、高等学校卒業資格(高卒資格)を取得する方法は複数あり、道は決して閉ざされていません。
今回ご紹介したなかでも、通信制高校は自分のペースで高卒資格を取得できる有力な選択肢です。
さらに通信制サポート校を活用すれば、学習面・メンタル面のサポートを受けながら確実に高卒を目指すことができるでしょう。
武田高等学院のような大学受験対策に特化した通信制サポート校もあるので、卒業できればいいのか、それとも大学進学を目指すのかといった自分の目標に合わせて選んでみましょう。
武田高等学院では現在、資料請求やWeb・LINEでの相談を受け付けておりますので、少しでも気になる方はぜひ以下のボタンからお問い合わせください。