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通信制高校と定時制高校の違い5つとどっちがいいかの判断基準を解説

通信制高校と定時制高校にはどのような違いがあるのか、進学先や転入・編入先として自分にはどちらがいいのか、判断がつかずに悩んでいる中学生や高校生は少なくありません。

通信制高校と定時制高校は通学スタイルや学び方に違いがある一方で、共通する特徴も多くあります。

本記事では、通信制高校と定時制高校の仕組みや登校頻度の違い、それぞれのメリット・デメリットに加え、選ぶ際の注意点や通信制サポート校の活用方法まで幅広く解説します。

通信制高校と定時制高校の違いを正しく理解して、自分に合った進路選びにつなげてください。

通信制高校とは

テキストを開いて会話する私服の生徒

通信制高校とは学校教育法に定められた高校課程の一つで、毎日通学せずに自宅学習を中心として高卒資格の取得を目指せます。

通信制高校の学習は、レポート(添削指導)、スクーリング(面接指導)、単位認定試験(試験)の3つで構成されています。

自宅で教材に取り組んでレポート(添削指導)を提出し、決められた日数のスクーリング(面接指導)に参加して、最後に単位認定試験(試験)を受ける流れが基本です。

通信制高校は単位制を採用している学校がほとんどで、必要な単位数(74単位以上)と就業年限の3年以上をクリアすれば卒業できます。

通信制高校を卒業すると、全日制高校や定時制高校とまったく同じ「高等学校卒業」の資格が得られるので、通信制高校だからといって学歴の扱いに差が出ることはありません。

定時制高校とは

パソコンを眺めながら話す2人の男子高生

定時制高校も全日制高校や通信制高校と同じく、学校教育法に定められた高等学校で、夜間や昼間、午前などの時間帯に授業を行う点が大きな特徴です。

定時制高校の場合は毎日の登校が必要ですが、1日の授業時間が全日制高校よりも短く設定されているため、仕事やアルバイトと両立しやすい仕組みになっています。

定時制高校の卒業条件は、法律上は通信制高校と同じく「3年以上の在籍」と「74単位以上の修得」の2つです。

ただし、定時制高校は1日の授業時間が4時間程度と短く、1年間に修得できる単位数が限られるため、学年制の定時制高校では74単位を満たすのに4年以上かかる場合があります。

なお、単位制の定時制高校であれば、履修の組み方次第で3年での卒業を目指せるケースもあるので、自分に合ったほうを選びましょう。

通信制高校と定時制高校の違い

光が差し込む教室

通信制高校と定時制高校の主な違いは、登校頻度や授業スタイルなど大きく5つに整理できます。

まずは比較表で全体像をつかんでから、項目ごとに詳しくみていきましょう。

比較項目通信制高校定時制高校
登校頻度年数日〜週数回のスクーリング(面接指導)が中心原則として毎日通学
授業スタイルレポート(添削指導)中心の自宅学習教室での対面授業
授業時間帯時間の縛りがなく自由夜間が中心(昼間部・午前部もあり)
修業年限法律上は3年以上法律上は3年以上(学年制は単位数の関係で実質4年以上かかる場合もある)
人間関係対面で会う頻度は少なめなので程よい距離感を保てる毎日会うため友人をつくりやすい

登校頻度の違い

通信制高校と定時制高校の最も大きな違いは、登校頻度にあります。

通信制高校は年間数日程度のスクーリング(面接指導)だけで完結する一方、定時制高校は原則として平日は毎日通学が必要です。

通信制高校は自宅学習が中心のため、体調や生活リズムに合わせて学びやすい環境になります。

定時制高校は毎日決まった時間に登校するため生活リズムを保ちやすい反面、仕事と両立する場合には1日のスケジュールがタイトになることもあるでしょう。

通信制高校と定時制高校のどちらがいいかは望んでいる登校頻度にもよるので、自分の生活スタイルに合ったほうを選んでみてください。

授業スタイルの違い

授業スタイルにも、通信制高校と定時制高校で明確な違いがあります

通信制高校はレポート(添削指導)を中心とした自宅学習が基本の学び方である一方、定時制高校は教室で先生から直接授業を受ける対面授業が中心です。

自分のペースでコツコツ学びたい場合は通信制高校、対面でわからない点を質問しながら学びたい場合は定時制高校が向いています。

なお、以下の記事では通信制高校の学習内容などを詳しくお伝えしているので、併せてご覧ください。

授業時間帯の違い

授業時間帯の違いも、通信制高校と定時制高校のどちらがいいかを考える際に見逃せないポイントだといえます。

通信制高校は時間に縛られず、自分の好きな時間帯にレポート(添削指導)へ取り組むことが可能です。

対して、定時制高校の場合は主に夜間の17時から21時頃に授業が行われるため、場合によっては仕事と学校で自由時間が少なくなることがあります。

また、定時制高校では昼間部や午前部を設置している場合があるものの、夜間部と同じく毎日4時間程度は授業を受けなければいけません。

修業年限(卒業までの年数)の違い

卒業までにかかる年数、つまり修業年限にも違いがあります。

通信制高校も定時制高校も、法律上の修業年限は「3年以上」で、卒業には74単位以上の修得が必要です。

通信制高校は自宅学習で単位を修得しやすいため、計画的に進めれば最短3年での卒業を目指せます。

一方、定時制高校は1日の授業時間が4時間程度と短く、1年間に修得できる単位数が限られるため、学年制の定時制高校では74単位を満たすまでに4年以上かかる場合もあります

なお、単位制の定時制高校であれば、履修を工夫することで3年での卒業を目指せるケースもありますが、定時制高校の場合は基本的に卒業まで4年はかかると考えておきましょう。

人間関係・交友関係の違い

人間関係や交友関係の築き方にも、通信制高校と定時制高校で違いがあります。

定時制高校は毎日通学するため、クラスメイトと接する時間が長く、友人をつくりやすい環境です。

一方、通信制高校はスクーリング(面接指導)や学校行事で交流する機会はあるものの、定時制高校と比べると対面で会う頻度は少なめです。

人との関わりを重視するなら定時制高校、自分のペースで人間関係を築きたいなら通信制高校が合っています。

通信制高校と定時制高校の共通点

勉強をする高校生の手元

通信制高校と定時制高校には異なる点だけでなく、共通する特徴も数多くあります。

共通点を知ることで、通信制高校と定時制高校のどちらを選ぶべきかも見えてくるので、それぞれ詳しく確認していきましょう。

通信制高校も定時制高校も高卒資格を取得できる

通信制高校と定時制高校のどちらを卒業しても、全日制高校と同じ「高等学校卒業」の資格を得られます。

履歴書の学歴欄には「○○高等学校 通信制課程 卒業」のように、通信制・定時制の課程名を記載しますが、取得できる高卒資格そのものは全日制高校と変わりません。

もちろん、通信制高校・定時制高校のどちらを卒業しても、就職や進学に不利に働くことはないので安心してください。

通信制高校も定時制高校も大学進学を目指せる

通信制高校からでも定時制高校からでも、大学進学は問題なく目指すことが可能です。

近年は通信制高校や定時制高校から大学進学を果たす生徒が増えており、進路の選択肢は年々広がっています。

通信制高校・定時制高校の場合、一日のほとんどが学校での授業と部活に消えるということはないので、受験勉強に多くの時間を使えます。

ただし、仕事をしながら通信制高校・定時制高校に通っている場合は、定時制高校のほうが登校が発生する分、受験勉強に使える時間が少なくなってしまう点は注意が必要です。

なお、通信制高校から大学進学を目指す人には、通信制サポート校を活用するという選択肢もあるので、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

通信制高校も定時制高校も仕事やアルバイトと両立しやすい

通信制高校と定時制高校のどちらであっても、全日制高校と比べると仕事やアルバイトと両立しやすい環境です。

特に、通信制高校は時間の自由度が高いため、仕事やアルバイトのスケジュールに合わせて学習を進められます。

定時制高校であっても、授業時間帯は限られているため、日中または夜間などの空いた時間を仕事やアルバイトに充てられます。

学びながら働きたい生徒にとって、通信制高校と定時制高校はどちらも心強い選択肢と言えるでしょう。

通信制高校も定時制高校も多様な年齢層の生徒が在籍している

通信制高校と定時制高校のどちらにも、10代の生徒だけでなく20代以上の社会人や学び直しを目指す生徒が在籍しています。

年齢や経歴がさまざまな生徒が集まり、フラットな関係を築きやすい環境なので、同世代だけの集団になじみにくさを感じる生徒でも、自分らしく過ごしやすくなるでしょう。

通信制高校のメリットとデメリット

勉強を教える教師と笑顔の女子高生

通信制高校には、自分のペースで学べる魅力がある一方で、注意しておきたい点もあります

通信制高校と定時制高校のどちらがいいかを考えるうえでも、通信制高校のメリットとデメリットを両面から確認していきましょう。

通信制高校のメリット

通信制高校の最大のメリットは、自分のペースで学習を進められる点です。

登校日数が少なく、レポート(添削指導)を中心に自宅で学ぶため、体調や生活リズムに合わせた学び方ができます。

授業時間が固定されていないため、空いた時間をアルバイトや趣味、資格取得、受験勉強などに活用できる点も通信制高校の魅力です。

また、授業のペースを気にせず勉強を進められる環境でもあるので、大学受験に向けてハイスピードで学習したいという人にもおすすめです。

大学受験対策に特化した武田高等学院がおすすめ

通信制高校から大学進学を目指しているなら、武田塾が運営する「武田高等学院」がおすすめです。

武田高等学院は大学受験対策に特化した通信制サポート校で、通信制高校を卒業するための学習はもちろん、大学受験に向けた学習も徹底的に支援します。

通信制高校のメリットである「自分のペースで学習できる点」と「授業がないから自由な時間が豊富にある点」を最大限に活かし、武田高等学院では早期から大学受験に向けた対策をスタートすることで効率良く第一志望合格を目指せます。

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通信制高校のデメリット

通信制高校のデメリットとしてまず挙げられるのが、人との関わりの少なさです。

通信制高校はスクーリング(面接指導)以外で他の生徒や先生と直接会う機会が限られるため、人との関わりを積極的に求めたい生徒には物足りなく感じる場合があるかもしれません。

さらに、学習面での自己管理能力が求められる点も、通信制高校を検討するうえで知っておきたい点です。

通信制高校は自宅学習が中心のため、レポート(添削指導)の提出期限やスクーリング(面接指導)のスケジュールを自分で管理する必要があります。

自己管理が苦手な場合は、学習を放置してしまうこともあるので、通信制サポート校などを活用して学習ペースを整えるようにしましょう。

定時制高校のメリット・デメリット

パソコンを眺めながら会話する高校生たち

定時制高校には、対面で学べる安心感や規則正しい生活リズムといった魅力があります。

通信制高校と定時制高校のどちらがいいか判断するために、定時制高校のメリットとデメリットも順番に見ていきましょう。

定時制高校のメリット

定時制高校のメリットは、先生から直接対面で授業を受けられる点です。

対面授業が基本のため、わからない箇所をその場で先生に質問でき、学習面のサポートを受けやすくなります。

さらに、毎日決まった時間に登校することで生活リズムが整いやすく、学習習慣も自然と身につきます。

また、定時制高校は毎日通学するため、クラスメイトと交流する機会が多く、友人をつくりやすい環境でもあるので、学校生活も重要視している人におすすめです。

定時制高校のデメリット

定時制高校のデメリットとして挙げられるのが、卒業まで4年かかる場合がある点です。

法律上は通信制高校と同じ、3年以上の修業年限となっていますが、授業時間が短い定時制高校の場合は、卒業資格を得るのに必要な単位数をクリアするには4年かかることがあります。

また、定時制高校は、夜間や日中に時間が限られてはいるものの、毎日の登校が必要になります。

体調面や仕事のスケジュールによっては登校が負担になることもあるので、自分の生活スタイルを念頭においておきましょう。

通信制高校と定時制高校を選ぶ際の注意点

POINTと書かれた積み木

通信制高校と定時制高校のどちらがいいかを判断するには、事前に確認しておきたいポイントがあります。

学校選びで後悔しないための注意点を3つの視点から解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。

自分の生活スタイルや体調に合った登校頻度かを確認する

通信制高校と定時制高校では登校頻度が大きく異なるため、自分の生活スタイルや体調に合った通学スタイルを選ぶことが大切です。

毎日の通学が難しい場合は通信制高校、毎日通学して生活リズムを整えたい場合は定時制高校が向いています。

無理なく通い続けられるかどうかを基準に、登校頻度の面からも、通信制高校と定時制高校のどちらがいいかを考えてみてください。

卒業までにかかる年数と学費の総額を比較する

通信制高校と定時制高校では、卒業までの年数や学費の総額が変わってきます。

定時制高校は4年かかる場合が多いため、計画通りに学習が進めば3年で卒業できる通信制高校と比べて学費の総額にも差が出ます。

また、定時制高校のほうが通信制高校よりも年間の学費が高くなる場合があるので、卒業までにかかる学費はしっかりシミュレーションしておきましょう。

以下の記事では、通信制高校・通信制高校の学費を比較しつつ、就学支援金制度やその他の奨学金制度を解説しているので、併せて参考にしてみてください。

学校ごとのサポート体制や進路支援を事前に調べる

通信制高校も定時制高校も、学校によってサポート体制や進路支援の内容が大きく異なります

そのため、通信制高校と定時制高校のどちらがいいかを決める場合でも、学校のパンフレットを取り寄せたり、学校見学やオープンキャンパスに参加したりして、実際の雰囲気を確かめておきましょう。

定時制高校を選ぶ場合は、進路指導やキャリアカウンセリングの有無を確認しておくと安心です。

さらに、通信制高校を選ぶ場合は、上記と併せてレポート(添削指導)やスクーリング(面接指導)の形態、各種サポートの充実度も事前に確認するのがおすすめです。

なお、通信制高校を選ぶ場合に学習面の不安があれば、通信制サポート校の併用も検討してみてください。

まとめ|通信制高校と定時制高校の違いを理解して自分に合った進路を選ぼう

今回は通信制高校と定時制高校の違いや共通点を詳しく解説してきました。

通信制高校・定時制高校のどちらにもメリット・デメリットがあるので、自分の生活スタイルや将来の目標に合うかどうかは必ず確認しましょう。

なお、通信制高校から大学進学を本気で目指す場合は、通信制サポート校である武田高等学院を活用する選択肢もあります。

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